高橋動物病院

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアは脳脊髄疾患の中で頻繁に遭遇する疾患でその症状は背中の痛みのみの軽度なものから後肢麻痺などの重症例まで様々です。
痛みが軽度なものであれば内科療法が適応になりますが、深部痛覚消失等の重症例では早急な外科手術が必要になります。

CT検査やMRI検査などにより病変を特定した後手術を行います。
病変の場所により術式が変わり、頚部腹側減圧術、片側椎弓切除術、背側椎弓切除術などを行います。

当院では椎間板ヘルニアの手術を行う際に超音波手術器を使用しています。
超音波手術器を使用することにより骨は破砕、乳化、吸引されるが硬さの異なる血管や神経は破砕されないため損傷を受けにくいという利点があります。そのため従来の切削機器より安全に手術を行うことができます。